金沢駅復路専用乗車券
皆様は「分岐駅通過の特例」をご存知でしょうか?例えば米原→(新幹線)→京都→(サンダーバード)→敦賀と移動する場合、山科・京都間を往復乗車していますが、これは列車が山科駅を通過するためにやむを得ず重複した、とみなして(京都駅で途中下車しない場合に限り)山科・京都間の運賃を請求しない、というものです。逆に言うと、京都で途中下車する場合には山科・京都間の往復運賃が請求されることになります。
その規定は、北陸新幹線金沢延伸前は、津幡・金沢間にも存在しました。金沢駅では運賃収受を簡単にするため、復路専用乗車券を発売していました。

津幡→金沢、金沢→津幡をまとめて1枚の往復乗車券として発売しています。つまり、ある種の往復乗車券で、その証拠に「発売日共2日間有効」の記載が見られます
この記事の投稿時点で、復路専用乗車券は、他に苫小牧駅、釧路駅に存在していると思われますが、2026年3月に往復乗車券自体が廃止されることが決まっており、復路専用乗車券も無くなってしまう可能性が高いです
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