こんにちは、Whatomです。
突然ですが、皆さんはきっぷ、特に硬券をどのように保存しているでしょうか?
メーカー謹製の硬券アルバムを使われているでしょうか?
メーカーものは収まりは良いのですが、業者ごとに管理していて、殆どはA型やB型券なのに、コレクションに1枚か2枚だけD型券が交じると少々、というかかなり厄介ですよね
時々鉄道イベントなどで行われている、「使用済み券1袋〇〇円」や「使用済み硬券つかみ取り」などのイベント・・・コレクションが増えるのは嬉しいのですが、あまりの枚数の多さにどうやって整理したら良いものかと悩みますよね・・・私も全部アルバムにしている訳ではありませんが。
ここでは、Whatomがオススメする、自作硬券アルバムの作り方を紹介します!
まずは完成形を御覧ください・・・
(え、机が汚いですって・・・?)
少々安っぽく見えますが、30穴のA4バインダー対応で、片面に硬券を21枚収納できます。裏面は糊付けされていないので、見たいときに1枚1枚めくって裏面を確認することもできます。
用意するもの
not消耗品
- ご自宅のプリンター
- 自炊用裁断機
- (お好みに応じて)30穴パンチ
消耗品
- 厚紙
- OPP袋
- テープ糊
- (お好みに応じて)バインダー用クリアポケット
手順1:台紙を印刷する
まずは厚紙を準備します。Whatomは↓のものを使っています。
価格:1197円 |
プリンタにセットして枠を印刷します・・・枠のデータは↓からダウンロードしてください
印刷の際には、「実際のサイズ」で印刷してください。そうでないと少し小さく印刷されてしまいます。
1ページ目が「表面用」、2ページ目が「裏面用」です。
(上図でピンク色で塗ってある「30穴エリア」が左側にあるのが表面用です)
これを先程準備した厚紙に両面印刷するのですが、
くれぐれも表裏や上下を間違えないように気をつけてください!
最終的に出来上がるアルバムが片面だけでよければ、1ページ目を片面印刷するだけでOKです。
手順2:台紙に30穴をあける(省略可)
完成したアルバムを直接バインダーに収納したいのであれば、「30穴エリア」にバインダー用の穴をあけます
Whatomはカール製のパンチを使っています。
カール GP−2630−W ゲージパンチ ホワイト B5 A4 26穴 30穴 価格:1998円 |
手順3:OPP袋をカットする
ここでは、A型、B型硬券に対応したファイルを作成する場合について説明します。その他のサイズに対応する方法はこのページの最後を御覧ください。
OPP袋は、幅60mmのものを使用します。Whatomは普段、60x100mmのものを使っています。
OPP袋 テープなし 60x100mm S6-10 [M便 1/5] 価格:145円~ |
100枚入りで足りなければ、1000枚入りも売っています。
慣れていないうちは、若干お高いですが、60x160mmなど長めのものを使うと良いと思います。
OPP袋 テープなし 100枚 60x160mm S6-16 [M便 1/5] 価格:169円~ |
封を開けるとこんな感じです。写真だとわかりにくいですが、真ん中に透明な帯があり、纏められています。
(1000枚入りの場合はこれが10束入っていますが、袋の口側と底側が100枚ごとに互い違いになった状態で入っています)
これを適当な長さに切っていくのですが、オススメは、袋の底から5cmのところでカットすることです。
1枚ずつカッターで切っても良いのですが、大量に切るのは大変なので、Whatomは自炊用に持っている裁断機でまとめて切っています。
カール事務器 ディスクカッター・スリム 50枚裁断A4 本体 DC-F5100-K 価格:14313円 |
一度に20-30枚まとめて裁断できるので重宝しています。
繰り返しになりますが、袋の底から5cmで切って下さいね(特に60x160mmの袋を買われた方)。
案外袋の口側と底側を取り違えやすいのでセットは慎重に・・・
こんな感じにセットして、レバーを2、3回スライドさせると・・・
こんな感じで切り落とせます。(右側の、机に落ちているのが底側)
この写真では長さ100mmのOPP袋を使っていますので、不要な部分(緑色のカバーの下にある部分)が50mmになります。写真を見てお気づきかも知れませんが、緑色のカバーがあるので、不要な部分ほぼ全部がカバーの下に入ってしまい少々セットが面倒です・・・ですので、慣れないうちは160mmのOPP袋(不要な部分110mm)を使用されることをオススメします。
こんな感じで50mmの袋がたくさん出来上がりました!
手順4:OPP袋に硬券を収納する
少々意外に思われるかも知れませんが、ここで硬券を収納していきます。
実は、台紙にこの袋を貼ってからでも収納はできるのですが、貼ってからだとかなり収納し辛いです。
また、無駄に空き袋を台紙に貼る必要も無いですし、後で説明しますがD型券を混ぜたりなど配置を工夫することもできます。
収納した後の完成形がこちらです。
手順5:台紙にOPP袋を貼り付ける
台紙にOPP袋を貼り付けていきます。ここで大事なコツは、
台紙の方に糊をつけてください(OPP袋には糊がなかなかつきません)
下図に示していますが、OPP袋(黄色)の上端が台紙の横線と重なるように、袋の上の部分に対応する箇所(赤線部分)だけを糊付けしていきます。
ここで活躍するのがテープ糊です。テープ糊自体は100円ショップに売っているものでも、Amazonから調達したものでもどれでも構いません。ただ、気がついていると使い切っていることがあるので、多めにストックしておくことをオススメします。
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この作業のコツは、複数の袋を一度に纏めて貼る時には、台紙の下から順に貼りつける、ことです。
貼り付け途中の様子ですが、赤丸で示した部分に糊が付いています。
下段の袋を貼り付けているの糊の上に、上段の袋が覆いかぶさる形になりますので、下から貼っていた方が作業効率は圧倒的に良いです!
完成形
このようにして、アルバムのページが完成しました、お疲れ様でした。
30穴をあけていない場合には、例えばA4クリアポケットなどに収納するとバインダーに挟むことができます。
おまけ:A、B型以外の硬券に対応する方法
この方法でA型、B型の硬券アルバムの作成ができますが、ではC型、D型はどうするのか、というお話です。
- C型硬券への対応
C型硬券は、幅5.75cm、高さ6cmですので、糊付け部分2-3cmとするならば
上で紹介したOPP袋を、8-9cmの長さにカットすれば良い
ことになります。これを台紙に貼る時には、2段に跨るように貼ることになりますので、レイアウトには気をつけてくださいね。
因みに、AmazonではこのようなC型硬券用に作られたのではないか、と考えたくなるような(※違います)商品もあります。
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こちらは袋自体に糊が付いていますので、そのまま収納できる優れものです。
- D型硬券への対応
D型硬券は幅8.8cm、高さ3cmです。すると、幅9cm程度のOPP袋であれば収納できますので、例えば以下のものを5cmの長さに切る、などが考えられます。台紙には、長さの都合上、1段に2枚貼り付けることになりますので、貼り付け位置には注意してください(左端、右端に揃えるのがコツです)。
OPP袋 テープなし 90x100mm S9-10 [M便 1/5] 価格:167円~ |
- 微妙に横に長い硬券への対応
時々、横幅が6cmを少しだけ超えていて上で紹介した袋に入らない硬券(山形鉄道のものなど)があります。また、硬券ではないですが、最近増えているワンマンカーの整理券は微妙に6cmを超えています。そのような時には、少し横幅の長い袋を使用します。
OPP袋 トレカ用 テープなし 100枚 65x90mm S6.5-9(トレカ用レギュラー) [M便 1/5] 価格:145円 |
最後に
いかがでしたか?
今回紹介した台紙は、関東交通印刷さんの硬券用OPP袋(糊付き)にも対応していますので、手持ちの硬券の枚数が少なく、OPP袋をカットするのが面倒、などという方はそちらを利用されても良いかと思います。
最後までお読み下さり有難うございました。この記事が皆様のコレクションの一助になることを祈っています。